2025年8月25日
琵琶湖の西側、高島市の琵琶湖沿いにある白鬚(しらひげ)神社を訪れました。
全国にある白鬚神社の総本社と云われます。
拝殿
社伝では、垂仁天皇25年に倭姫命によって社殿が建てられたのが創建で、近江最古の大社と云われます。また、白鳳2年(674年)には、天武天皇の勅旨により「比良明神」の号を賜ったとも伝わります。
御祭神は猿田彦命で、延命長寿のご利益があるとされてます。
拝殿・本殿の裏手にある石段を登ると、若宮神社、皇大神宮(内宮)、豊受大神宮(外宮)が祀られてました。いずれも慶長期に豊臣秀頼によって再建されたそうです。
紫式部の歌碑
紫式部が長徳2年(996年)に越前国司として赴任する父 藤原為時に従って近江を通った時に詠んだ「みおの海に 網引く民の てまもなく 立ちゐにつけて 都恋しも」という歌碑が建てられていました。
海上安全心願成就の灯籠
そして、琵琶湖に建つ湖中大鳥居が白鬚神社のシンボル。
この様子から、近江の厳島とも呼ばれます。
弘安3年(1280年)の絵図では陸上に描かれているそうですが、その後の琵琶湖の水位上昇によって水中に立つようになったと伝わります。
2015年(平成27年)には、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財にも認定されてます。
観光シーズンは、観光客が多く訪れ、神社前の国道161号線もよく渋滞するんですが、この日は平日ということで、ゆっくり参詣することができました。
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